キクイムシ発生の時期は?駆除方法は?また発生させない為の予防方法は?
みなさんキクイムシをご存知でしょうか?
キクイムシとはその名の通り、木を食べる虫の事をいいます。
実はうちもつい最近その被害にあったばかり。
大きさは3mm~7mmくらい、暗赤褐色をしていました。
最初は何匹かの死骸を発見しただけだったのであまり気しておらず
何の虫かも分かっていなかったんですが、だんだんエスカレート
していき、次に気づいた時には何十匹の死骸。
夜たまたま作業をしていたら今度は生きた虫が大量発生し、
つぶしてもつぶしても出てくる出てくる。
そして最近になってキクイムシだった事が判明したのです。
やっぱり何匹も出てこられたら気持ち悪いしホント泣きそうでした。
私が調べた所、人には無害ということですが、やっぱり気持ち悪いですよね。
キクイムシについてずっと調べている間にけっこうたくさんの方が
被害に合われている事を知り、私自身が今まで調べてきた
「キクイムシが発生する時期」
「キクイムシが発生した時の駆除方法」
「キクイムシをまた発生させない為の予防方法」
を私なりにまとめてみましたので是非参考にされてみて下さい。
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キクイムシ発生の時期は?
キクイムシは幼虫の間に木の表面近くで冬眠し、10ヶ月以上木を
食害して育ち年に一回発生します。
キクイムシの成虫が出てくるのは4月~8月頃が多いですが、
最も発生頻度が高いのが、5月~6月と言われています。
冬場の暖房が原因で室内では幼虫の生育も早くなり、
2月~3月に出始めることもあります。
成虫は夜行性で、昼間は脱出孔などに潜み、
夜間になると飛びまわったりメスが産卵をしたりします。
成虫の寿命オスが約一週間程度メスはだいたい10日前後と
言われています。
キクイムシが発生した時の駆除方法は?
シロアリと違って乾いた木が大好きなキクイムシ。
幼虫の間は木材の表面に出てくることはなく、成虫となって木に
穴をあけ出てきます。
キクイムシの成虫が出てきた際、
床などに細かい木くずのような物が落ちたりします。
駆除をせずほおってしまうと、木材は穴だらけになってしまい
もちろん被害にあった木材の強度は失われてしまいます。
キクイムシ自体は弱い虫なので成虫は殺虫剤で簡単に死んでしまいます。
ですが、幼虫は木の内部に入り込んでしまう為、
薬剤が浸透しずらく完璧な駆除というのはかなり困難と言えます。
木屑を発見したらその上の木材に直径2mmほどの穴が見つかるはずです。
穴が見つかったら、穴に詰まっている木屑を掃除機で吸い出し、
その穴にエアゾールというキクイムシ、シロアリ駆除用の
殺虫剤を噴射します。
その際エアゾールのピンノズルを使用して下さい。
そうすると木材にうまく注入することができます。
更にその穴の周りにドリルなどで数ミリの穴を複数あけ、そこから
同じように殺虫剤を注入するとさらに効果があります。
この作業を時間をおいてから複数回行って下さい。
殺虫剤を噴射する際は部屋の窓を開けるなどしてきちんと換気して下さいね。
白壁の場合は変色することがありますので、十分注意して下さい。
エアゾールの殺虫剤はホームセンター、薬局などで販売されていますが、
私個人の意見としては、エバーウッドS-400がオススメです。
実際私も使っています。
業務用のエアゾール殺虫剤で、安全性の高い殺虫剤を配合しており、
即効性、残根制があります。
そしてが入っているので、噴射した後、木材の深い部分まで
薬剤を到達させてくれるので予防効果もありとても優れています。
液が飛び散るのが心配な方はムース(泡)状のものもあるようです。
エアゾールの殺虫剤以外にも燻煙剤全量噴射式エアゾールを使い、
部屋を密閉した状態にし駆除する方法があります。
この場合木材の中にいる幼虫には効果はありませんが、
成虫を駆除することはできます。
あまりにも被害が大きいようでしたら、専門業者に依頼することを
オススメしますが、すこし大がかりとなってしまいます。
キクイムシをまた発生させない為の予防方法は?
キクイムシが毎年出てこられては知らない間に木材もボロボロ
になるし困ります。
これ以上被害を大きくさせない為にも予防も大切です。
キクイムシを発生させない為の予防方法はいくつかあります。
駆除の時に直径2mmほどのキクイムシの穴にエアゾール殺虫剤
を噴射した際、木材の表面部分にも広範囲にわたってエアゾール
を吹き付けます。
表面処理の場合、中にいる幼虫を殺すことはできませんが、
この処理をすることでメスの新たな産卵を防止させることが
可能となります。
木材を選ぶ際、特に輸入木材のラワン材やナラ材に始めから
ついており、そこから被害が拡大してしまうので、
防虫処理した木材を利用するとにより防ぐことができます。
既にある木材にも表面に塗料やニス、木材防虫防腐剤を塗ると
被害を防ぐことができます。
処置後は一年くらい様子を見るようにしてください。
キクイムシは卵→幼虫→サナギ→成虫の一世代一年です。
ですのできちんと駆除されているか確認する為には一年くらいかかります。
一年くらいは木材に新たに穴が空いていないか、木屑のようなものは
落ちていないか、成虫は出てきていないか注意して見るようにしてください。
一年を超えて発生してない場合も新しく購入する木材の念入りな
チェックが必要です。
キクイムシの予防がきちんと出来てなく、また発生した場合は、
エアゾール殺虫剤などで同様の処置を行い、被害が大きく
手に負えない場合は専門業者に依頼しましょう。
まとめ
どうでしたか?
人間には害がないにしろ木をボロボロにしてしまうなんて
本当にやっかいな虫です。
小さな穴、木屑を見つけたら要注意です。
早期発見、発見したらすぐ駆除、予防が重要です。
増えてしまっては自分では対処できなくなってしまいます。
生命力が弱い虫ではのでこまめにチェック、駆除することで
解決できるかもしれません。
キクイムシを見かけなくなったとしても、新しい木材などについていて
また現れる可能性もありますので普段から家の中を注意して
見るようにしておいてください。
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