赤ちゃんのカンジタ性皮膚炎おむつかぶれとの違いは?原因と治療方法は?
夏などの蒸れやすい時期に多い赤ちゃんのカンジタ性皮膚炎。
うちの子もつい最近なったばかり。
最初はおむつかぶれだと思っていて、普通におむつかぶれの薬を
塗っていました。
しばらく良かったように思えたんですが・・・
ある日突然赤いブツブツが広範囲に渡って広がっていました。
ビックリして皮膚科に連れて行くとなんとカンジタ性皮膚炎
と言われたのです。
ちょっとの油断がこんなことになるなんて・・・
このカンジタ性皮膚炎。
症状は普通のおむつかぶれと似ている為間違えやすく、
間違った治療方法をするとかえって症状を悪化させて
しまうこともありますので、注意が必要です。
そこで今回はカンジタ性皮膚炎とおむつかぶれの違いと、
カンジタ性皮膚炎の原因、治療方法をお伝えしていきたいと
思います。
赤ちゃんのカンジタ性皮膚炎とおむつかぶれの違い
おむつかぶれ?
と思っておむつかぶれの薬を塗ったりしていませんか?
カンジタ性皮膚炎とおむつかぶれは症状が似ており、
間違えがちです。
カンジタ性皮膚炎の場合、間違えた治療法をすると返って症状を
悪化させてしまいますので、注意が必要です。
ではカンジタ性皮膚炎とおむつかぶれではどのような
違いがあるのでしょうか。
いくつか見分けるポイントがありますので、一緒に見て行きましょう。
おむつかぶれは、おむつが接触している部分のみが赤くなるのに対し、
カンジタ性皮膚炎はおむつに接触してない部分まで赤くなり、
カサカサして皮がむけてきたり、皮膚が軟化してびらん状に
なることもあります。
また、皮膚のシワの中にまで赤くブツブツができます。
そしてそのままにしておくと、赤いブツブツがどんどん
広がっていってしまいます。
次に治るまでの期間ですが、おむつかぶれの場合、
水洗いをし、しっかり乾燥し、ワセリンや病院から処方された
おむつかぶれ用のステロイド系の薬を塗れば2~3日くらいで
改善にするのに対し、カンジタ性皮膚炎は改善されるまでに
1~3週間程かかり、なおかつステロイド剤を使用すると
逆に症状を悪化させてしまいます。
赤ちゃんのカンジタ性皮膚炎の原因は?
便の中にいるカンジタ菌が赤ちゃんのお尻の皮膚や
粘膜につき、増殖し炎症をおこしたのが原因です。
下痢の後などになりやすいようです。
カンジタ菌はカビの一種で、もともと人間の体に存在している
菌なので、普通は悪さをしないんですが、免疫力が
低下した時などに増殖してしまいます。
カンジタ菌は不衛生、高温多湿などを好みます。
なので、特に今の時期はおむつの中は高温多湿となり、
菌が増殖しやすい状態となっています。
赤ちゃんのカンジタ性皮膚炎の治療方法は?
病院では・・・
カンジタ性皮膚炎の場合はおむつかぶれの薬ではかえって
悪化させてしまうので、医療機関を受診されて下さい。
感染しているかしていないか、皮膚を採取し顕微鏡検査をします。
結果もその場で分かり、カンジタ菌が発見された場合は、
抗真菌剤のぬり薬を処方されますので、炎症部分に
そのお薬を塗るようにして下さい。
薬はたくさん塗れば良いというものでもありません。
薬を塗る前には必ずぬるま湯などで洗い流したりして、
清潔な状態にしてからやさしく塗るようにして下さい。
家では・・・
医療機関で処方された薬を塗るだけではなく、治るまで
お家でも気をつけて頂きたいことがいくつかあります。
まず、こまめにオムツを変えてあげましょう。
こまめに変えてあげないと不衛生ですし、オムツの中も
蒸れてしまいます。
特にうんちの時はそのままにしておくと、炎症を悪化
させてしまうので、すぐに変えてあげて下さい。
次に、炎症がある間はおしり拭きは使用しないで下さい。
おしり拭きを使うと炎症部分を摩擦してしまい、
かえって刺激してしまいますので、おしりや股などは
洗い流してあげて下さい。
そして洗った後は皮膚を十分乾燥させるようにしましょう。
まとめ
どうでしたか?
カンジタ性皮膚炎は赤く腫れたようになりますので、
見ているだけでも痛々しく、症状が悪化してしまうと
とても可愛そうです。
とくに赤ちゃんはまだ自分の事をうまく伝えられないので、
お母さんが注意してあげなくてはいけません。
おむつかぶれだと思って対処していてもなかなか治らない場合は、
カンジタ性皮膚炎の可能性があります。
そしてちょっと油断するとすぐ広がってしまいます。
ヒドくなってからでは治りも遅くなってしまいますので、
少しでもおかしいなと感じたら、早目に医療機関を
受診して下さい。
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